2013年01月11日
年間純増数は過去最低に!!
携帯・PHS契約数、年間純増数は過去最低に
電気通信事業者協会(TCA)は、
2012年12月の携帯電話・PHS契約数を発表した。
。
2012年の契約状況
携帯電話とPHS、2012年の年間を通した各社合計の純増数は、
429万4700件となった。
累計の契約数は1億3407万600件と、
国内の総人口を上回った。
このうち、
携帯電話の純増数は366万2700件、
PHSが63万2000件の純増となっている。
携帯電話の年間純増数は、
1996年の集計以来、もっとも低い数値となっている。
2011年の年間純増数は840万3700件だった。
携帯・PHSの各事業者別の年間純増数は、
ソフトバンクが348万6700件、
au(KDDI)251万9300件、
ドコモが136万3700件の純増。
2012年12月までの各社の総契約数は、
NTTドコモが6098万8100件、
auが3681万7200件、
ソフトバンクが3132万2000件となっている。
12月の純増数とMNP
12月の各社の純増契約数は、
ソフトバンクが27万4700件、
auが23万9200件、
NTTドコモが23万5100件、
PHSのウィルコムが4万1500件となった。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)制度を利用した数は、
auが10万2400件、
ソフトバンクが3万900件の転入超過(プラス)となる
一方で、
ドコモは13万2100件の転出超過(マイナス)となった。
好調なソフトバンクとau、苦戦するドコモ
純増トップのソフトバンクは。
年間の累計純増数は5年連続で首位、
3年連続で過去最高の純増数と記録を塗り替えている。
また、
MNPトップのauは、
年間を通じてMNP首位の座を堅持した。
MNPで獲得した数は、
年間で累計93万5000件となった。
2012年11月に単月で過去最大の純減を記録したNTTドコモ。
12月は契約数を純増に引き戻し、
MNPの数も転出超となるも、
11月の21万2100件から、
13万2100件まで持ち直した。
NTTドコモでは、
ソフトバンクとauが「iPhone 5」を発売したことで、
引き続き苦戦を強いられているとしている。
純増となった理由は、
冬モデルのスマートフォンが出揃い、
キャンペーン施策などによって、
スマートフォンやタブレット端末の
販売が契約を伸ばしたと説明している。
通信方式、モジュール、ネット接続サービス、プリペイド
通信方式別に見ると、
NTTドコモのLTE(Xi)は128万4000件の純増、
W-CDMA(FOMA)は104万8900件の純減。
iPhone 5の発売以降、
KDDIとソフトバンクは
通信方式別に報告していない。
通信モジュールは、
NTTドコモが13万9400件、
ソフトバンクが8万2300件、
auが1万8600件の純増。
また、インターネット接続サービスは、
ソフトバンクのYahoo!ケータイなどが20万2000件、
auのEZweb/ISNET/LTE NETが18万6200件の純増となる一方で、
ドコモのiモード/spモードは10万5000件の純減となった。
プリペイド契約は各社とも純減しており、
auが2800件、
ソフトバンクが3100件、
ドコモが9400件の
純減となった。
